LOVEずっきゅん
どうも、りつおです。
何故この本を買ったのか
購入したのが10年も前のことなのでよく覚えていません。
恐らくはタイトルが私の嗜癖に刺さったのだと思います。
内容
新星歴2115年、科学が禁じられた国家「ノー・サイエンス」において…(中略)
平凡な学院生「タロウ」に、4人の美少女「ひかり」「あかね」「あおい」「きみか」が相対性理論を教授していきます。(ざっくり)
「相対性理論って何?」という読者の疑問に対してはクイズを交えながら答えて行きます。
例えば
進行中の電車の車両の中央から進行方向と逆方向のそれぞれに向かって光を放った場合、同時に光が壁に到達して見えるのは何故か?
とか
銀河系を宇宙飛行士の寿命が尽きる前に渡りきれることは出来るのか?
なんてのが出てきます。
詳しく内容には触れられませんがヒントとしては
観測者によって◯◯の◯◯が◯◯。
動いてる物は◯◯が◯◯。
です。(知るか)
個人的な意見としては、休日が何もせずにあっという間に終わるのって、今まで誰かが早送りしてたと思ってたけど実はこういうことだったのかなぁと思ったり思わなかったり。
まとめ
科学が世界大戦と人類の死滅をもたらしたという設定もあり、話の裏にあるテーマは重いと思います。
私は専門家ではないので科学に対する是非の判断はしかねますが、とにかく科学に間違った偏見を持たずにいることが大事かなと思います。
主人公のタロウに関しては、顔芸やおちゃらけた態度など読者をイラつかせるポイントは多々ありますが、学びに対する姿勢は真面目なのでその辺りは上手くバランスの取れているキャラとなっています。
流れとしても、仲間を通じて相対性理論を学ぶ、科学に対する誤解をとく、そして国家の行方は…というストーリーがあるのでキチンと努力、友情、勝利してるんじゃないかなと感じました。
私は最後まで読み終えた時、普通に感動しました。
10年ほど前の出版なので現在手に入るかは分かりませんが、興味の湧いた方はBOOKOFFなどを探してみて下さい。
本日もお疲れ様でした。